杉山弘さん、和志さん

給排水 アクア設備
親子で水道設備の仕事に携わっている杉山さん。父の弘さんは、長年、ビルなどの現場監督をしていたので、大きな現場に強く、他の職方の仕事も熟知している。一方、息子の和志さんは、町場の水道屋さんで修行を積み、器具取付や修理に強い。「しょっちゅう喧嘩してますよ。でも、やっぱり、親子はいいですよ。言いたいこと言えますし。」と、口を揃えて言う。
 
「現場はきれいに。道具を散らかさない。」と、厳しく言われてきた和志さんは、現場に行くときは必ず新しい雑巾を用意し、現場を汚さないよう道具の置き場にも気をつける。
 
杉山さんのモットーは、「シンプルで美しく」。真っ直ぐで無駄のない配管は見た目に美しいだけでなく、水漏れなどの故障も少ない。杉山さんは、床下など、出来上がったら塞がれて見えなくなってしまうところこそ、きれいにしなくてはならないと言う。「水漏れは本当に怖い。だから、きちっとした仕事をする責任があるんです。」そのために、お客様に対しても、他の職人さんに対しても工事前、工事中の確認を徹底して行う。 
時には床下に潜って泥だらけになったり、びしょ濡れになったりする大変な仕事だが、「この仕事は本当に楽しいんですよ」と言う杉山さん。一番うれしいときは、全ての工事が無事に終わり、試運転の時。
 
「タイホウさんの現場では、お客様が安心してくれています。」また、「一人一人の職人が向上心を持ち続けるために、タイホウ匠会は欠かせない存在ですね。匠会の総合力で、一層良い仕事をしていきたいです。」と力強く語ってくれた。