タイホウ建設の
SE構法の家とは
タイホウ建設が地域密着の活動をスタートした地元エリアは、
災害危険度ワースト10に入る町会が、私たちの商圏内だけで約半分を占めるという状態。
地震の多いこの日本において、家の構造は、それに耐えうる強さが必要不可欠です。
耐震工法SE構法は、その名の通り圧倒的な耐震性能を誇り、
建築の見えない部分をしっかり支える技術。
地域を守るために、「住まいの耐震性能の強化」を掲げ、
安心、安全な家づくりを第一の経営理念とする
タイホウ建設の標準仕様です。
タイホウ建設の
標準仕様SE構法
優れた耐震性能
繰り返しの地震にも耐える、
地震に強い構造
SE構法は、木造住宅の強度の安定には欠かせない「集成材」を柱と梁に使用し、
「SE金物」と呼ばれる独自開発の金属で接合した次世代の構造体です。
木造と鉄骨造の利点をあわせ持つSE構法は、
法定基準の1.5倍の耐震性を誇る「耐震等級3」を取得し、
厳密な「構造計算」と徹底した管理体制によって
その驚異的な耐震性能を裏付けています。
さらに、SE構法の家は「SE住宅性能保証制度」によって、
引き渡し後も長期にわたる保証を受けることができます。
この充実した保証制度が住宅の資産価値を高めます。
SE構法の強さの秘密
柱と梁を特殊な金物で剛接合することで飛躍的な強度の骨組みを実現するのが「ラーメン構造」。
鉄骨造では一般的なこのラーメン構造を木造住宅に取り入れたのがSE構法です。
在来工法では「筋交い」と呼ばれる壁面のみで建物を支えますが、SE構法は柱と梁の接合部と面によって構成される「耐力壁」で揺れに抵抗します。
鉄骨造やRC造と木造のいいとこ取り、それがSE構法の強さの秘密なのです。
一般的な木造住宅の
約3.5枚分の強度
SE構法によって造られた「耐力壁」は、一般的な木造住宅の「在来軸組工法」による壁の約3.5枚分の強度を誇ります。
裏を返せば、一般的な木造住宅に比べて1/3.5の壁の量で同じ強度を実現できるということ。
もしもの火災事故に対しても45分間燃焼し続けても表面部は燃えますが、火災時の安全性は確保することができます。
また、持続可能な方法で管理されている森林から採取した木材供給・管理システムを有することを証明する森林認証を取得した樹種を使用しています。
長時間にわたって高い強度を保持
確かな強度が計算できる集成材を用いた柱や梁を、独自開発のSE金物で接合することで、断面欠損を極力抑え、木本来の強度を十全に活かした均一で安定した強さを実現しています。
特殊表面加工されたSE金物は、約600時間の塩水噴霧試験でも劣化が認められず、接合部の高い防錆力を保ち続けると示されています。
地震時のさらなる安全性を確保するため、表面に凹凸加工を施し、木材にねじ込むことで引張剛性を向上させた特殊なSボルトを採用しています。
従来のボルトと比べ2倍の強度を持ち、万一、集成材が経年変化により乾燥・収縮する状態となり、施工当初に締め固めていたボルトやナットが緩んでも接合部に食い込んで定着するため、剛性を確保できます。
SE構法は、当社が携わった案件を含め、累計1万件以上の建築実績があります。そのなかで、瑕疵(欠陥)による事故は、ただの1件も起きていません。
2000年に施行された「住宅品質確保促進法」では、基礎や土台、柱、床などの住宅の基本構造部分に対し、10年間の瑕疵担保責任を義務付けていますが、 SE構法では、この法律の施行以前の1998年から独自の保証制度を構築しています。
専門知識を持つSE構法施工管理技士が施工状況をチェックし、「SE 構法性能報告書」を提出することで一定以上の性能を確保。さらに、安全性が確認された構造躯体全棟に対して、「SE住宅性能保証書」を発行しています。非常に厳しい基準のもとに、基礎部分や構造躯体などに起因する建物の損傷を保証しています。
SE構法の始まり
SE構法は科学的に計算された、最先端の構造技術になります。
木造建築物の構造技術が進み、これまでは鉄筋でしか作ることのできなかったような大規模な建築物も、木造で建てることが出来るようになりました。
大規模木造建築物というと、体育館や武道館などの運動施設、幼稚園や学校といった教育施設などですが、実は新国立競技場もSE構法で建築されました。
SE構法はこのような大規模木造建築物で用いられている技術を、一般的な住宅に適用できるように開発された技術です。
また、阪神淡路大震災で多くの木造建築が倒壊した経験を持つ日本で、同様の被害を起こさない「大地震でも絶対に壊れない木造住宅」としてもSE構法が採用されています。
首都直下型地震、南海トラフ巨大地震などの発生が懸念される今こそ、必要不可欠な技術です。
SE構法の耐震等級 在来工法の耐震等級との違い
耐震等級とは家が地震にどれだけ耐えられるのかを3段階で格付けしたものです。
数字が大きいほど地震に強いと認定されています。
建築基準法を満たしていると等級1、等級2はその1.25倍、等級3は1.5倍の強さとなります。
SE構法は耐震等級3として認定されています。
SE構法では、鉄骨造や鉄筋コンクリート造で用いられるような構造計算で木造建築を行っています。
そのため、構造計算がほとんど行われない在来工法と比べて、明確な根拠がある耐震性能があります。
SE構法で使用される木材
SE構法で使用される木材は、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドの放散量が極めて少なく、非常に高品質です。
使用される木材は「構造用集成材」と呼ばれ、大規模な木造建築物にも使われています。
強度ごとに分類された木材を科学的に計算しながら張り合わせており、一般的な無垢材と比べると約1.6倍の強度です。
そのような高品質の木材は精度の高いプレカット工場で加工し、精密な強度検査を経て、施工現場に届きます。
一般的な在来工法で使われる木材と比べて、より安全で品質の高いものが使われているのです。
自由度の高い空間
壁の少ない
広いスパンの間取り
SE構法の強靭な柱と梁の骨組みによって、
これまで建物を支えるために必要だった
壁面を取り除いて広い間取りのプラン設計が可能になります。
これはSE構法のシンプルでパワフルな
構造の大きな副産物です。
タイホウ建設が提案する
自由で広くデザイン性の高い空間は、
SE構法によって実現するのです。
大空間・大開口・間仕切りのない
ワンフロアーを実現
新築当時の家族構成は、その後長く暮らす中で様々な変化が想定されます。
子供は成長しますし、自分たちのライフスタイルも少しずつ変わってくると思います。当然、必要となる間取りもその変化によって変えなければいけない時もやってくるのではないでしょうか。
しかし、新築当初の設計手法によっては、その必要性が生じたときに対応できるケースとできないケースが生じてきます。このライフスタイルの変化に対応できる設計手法を「スケルトン&インフィル」と呼びます。
木造建築物の可能性を
広げるデザインが可能
他の木造金物工法で技術的には可能であっても、デザイン面への制約がどうしても出てしまいがちな様々な点を、耐震構法SE 構法は、技術面からサポートしていることから、デザイン性にも優れた木造建築物を可能にします。
耐震構法 SE 構法は、「ビルトインガレージ」・「狭小3階建」・「屋上利用」・「勾配天井」・「スキップフロア」など、木造建築物の新たな可能性をSE構法は技術面で対応しています。
ビルトインガレージ
ガレージを家の中に組み込む場合には、広い空間と大きな出入口が必要となります。 在来工法で実現することもできなくはないですが、耐震性という点ではかなり危険な建築になってしまいます。 SE構法では、ラーメン構造を用いて強度を高めることが出来るので、安全にビルトインガレージが実現可能です。
狭小3階建て
都市部などでは狭い敷地に住宅を建てることもあります。在来工法ですと、耐震性能の問題で壁や柱、窓などに制限が出てきてしまいます。 しかし、SE構法であれば、ラーメン構造で高い耐震性能が実現できるので、在来工法に比べて自由度の高いプランを叶えられます。
オーバーハング
下の階の床よりも上の階の床が張り出していて広くするオーバーハング設計も、在来工法では耐震性能の問題では実現が困難です。 SE構法であれば、ラーメン構造を用いて最大1.5メートルまでのオーバーハングが可能です。
屋上利用
屋上利用は、住宅に屋根材以上の重量がかかるため、構造計算を行わない在来工法では断られてしまうこともあります。 SE構法では、精密な構造計算を行うため住宅にかかる重量を計算するため、屋上利用が可能になります。
大空間・大開口
SE構法では、柱や壁を少なくしても高い耐震性能を保ちます。在来工法では難しい、広々としたリビングや大開口、庭ウッドデッキとの出入口など自由度の高いお住まいになります。
吹き抜け
SE構法では高い耐震性能のまま、大きな吹き抜けを作ることも可能です。また、吹き抜けから床へのリフォームといった自由度の高い建築も行うことが出来ます。
勾配天井
精密な構造計算を行うSE構法は、勾配天井を実現します。天井高を上げることで、天井裏のスペースを有効活用することが出来ます。
スキップフロア
1つの階に複数の高さでフロアが作られているスキップフロア。フロアに変化をつけることで、魅力的な空間を生み出します。 その一方で、床の高低差によって地震の際には揺れの伝わり方が複雑になるので、構造計算を行わない在来工法はおすすめしません。 SE構法の構造計算は地震の際の揺れの伝わり方も検証するため、木造建築であってもスキップフロアのデザインを取り入れられます。
あらわし
あらわしとは、構造物を仕上げる際に柱や梁が見える状態にすることです。SE構法で木造ならではの温かさを感じられる住宅を実現します。