品川区木密整備推進課 高梨智之課長と対談しました。

不燃化特区助成、ラストスパートへ



岡井 今年度、弊社の新築工事は、2月までに3棟完成予定ですが、その後の打ち合わせの数が大変増えております。消費税増税の「駆け込み」もありますが、それよりも高梨課長が推進されている「不燃化特区支援制度」の認知が進んできた成果だと思います。
特に、最新のパンフレットに、「建て替えるには平均700万円の助成金」と謳われているのには区の意欲も感じつつも、少し驚きました。

高梨 浜野区長が常々おしゃっているように、制度と言うのは、利用されなければ無いものと同じです。金額を提示することは、多少怖い面もありましたが、「響き方」が全く違いました。
間違ったことではないし、丁寧に説明すれば必ずご理解いただけるだろうと思っています。

岡井 準防火地域の建蔽率10%緩和が決定しました。私たちの地域はほぼ該当しており、これは大変大きな出来事です!

高梨 実は国からの要請で、品川区の豊町、二葉周辺を官僚、議員が視察され、このような密集地でどうすれば個別の建て替えが進むか、ということで、品川区からもお願いをして今回の法改正が実現しました。(建築基準法、今年6月施工予定)

岡井 狭小地での建て替えは、セットバックと厳しい建蔽率によって、現状の床面積が確保できなくなるケースが多く、弊社のお客様でも建て替えではなく、全面リフォームをお勧めしたケースが数件ありました。
ところで不燃化特区支援制度の進捗状況はいかがですか?

高梨 特区として助成を始めてからは15年経ちました。開始当初は浸透せずに、28年度には申請件数が倍になりました。その後も右肩上がりで伸びています。

岡井 弊社のお客様もほとんどが利用されており、口コミでも広がっている様子です。

高梨 区のHPなどでお知らせするよりも、実際の現場が見られる口コミが一番です。品川区では、さらに浸透させるため、戸別訪問を始めました。「平成16年以前に建てられたのであれば、助成の対象です。」といってご案内しております。

岡井 このような助成金は品川区の財政が安定しているからこそできる制度ですね。

高梨 お金があるからやっている、という感覚はありません。平成20年度、品川区は、災害危険度が最も高い区として公表されてしまいました。それ以来、区長のお考えも、まず何よりも危ない木密地域を変えていかなければいけない、との方針で生まれたのがこの「木密地域不燃化10年プロジェクト」なのです。
 

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