小竹真佐夫さん

小竹工業所

御社の歴史について教えて下さい。

私は、祖父の代からで3代目になります。父はラス職人(木造の家の外壁の下地に網を入れる仕事)をしていましたが、ここ数十年、ラス不要の外壁材が急速に普及して来ましたので、徐々に防水工事の仕事に切り替えていきました。
子供のころから父の仕事場についていって現場で遊んだり、荷物を運ぶのを手伝ったりしていましたが、高校卒業後は、「外で仕事を学んで来い。」と父に言われ2年間別の親方の元で修行をしてきました。
親方や父からは、「仕事は見て覚えろ!」「失敗を繰り返して覚えて行くものだ!」と言われながら、自分なりにコツコツと努力してきました。

防水工事でご苦労される点は?

最近は、雨漏り修繕の仕事が多いのですが、どこから雨水が入っているかの判断が難しいです。当然現場ごとに状況が違いますし、まずはお客様からしっかりと話を聞ききながら判断していかなくてはなりません。1回で治まる事もありますが、2度3度と手を加えて行かなくてはいけない現場もあります。それでも、他社で止まらなかった雨漏りが止まり、お客様に感謝されると「良かった!」とホットできますね。
また、最近の夏の現場は、暑さとの戦いです。できるだけ短時間で集中して進めるように心掛けています。

私達が家を守る為に気を付ける事は?

屋上やベランダにはなるべく物を置かないようにして下さい。また、秋になると落ち葉などが排水口をふさいでしまい、水たまりを作る原因になってしまいますのでマメに掃除をする事をお勧めします。
10年を目途に外壁を塗り替える時には、できるだけ防水工事もした方が良いと思います。

これからお仕事の展開について

高齢化社会になっていく中で、人手不足が深刻化していくのでは?と心配しています。現場の仕事はキツイと思って敬遠されがちですが、若い人達がひとりでも多く一緒に仕事をしてくれることを望みます。
また、タイホウさんの現場は、職人同志のコミュニケーションが良く、社員の皆さんもお客様に対して適格な説明をしてくれるので助かります。これからも皆さんと協力し合い、新築、リフォーム共に、良い仕事を残していきたいと思っています。