生方丈夫さん

生方工務店
福島県生まれの生方さんは、10代半ばに、大工のご親戚に弟子入りしました。当時、一人前になるには、普通5~6年は掛かったそうですが、生方さんは4年で修行を終えたとのこと。それには、まず本を読むこと、そして、親方の技を盗むことだそうです。「親方は、いくつもの現場をかかえているので、1つの現場に毎日くるわけではない。来たときは、一生懸命に親方の仕事を観察した」そうです。

また、生方さんは、若い頃からとても後輩の面倒見がよく、自分が修行を終えても、一番下の後輩が一人前になるのを見届けてから、東京に出てきたそうです。結婚後は豊町に移り、ちょうどその頃創業した太豊建設とのお付き合いが始まりました。「大工は(建築のことなら)何でもできる、また、できなくてはならない」という高い誇りと、他の職人さんや若い設計士さんにもいろいろと教えてあげる優しさをお持ちで、目配り、気配りの利く、チームワークを大切にする方です。

そんな生方さんが、一番難しいと感じることは、「旦那の頭を研ぐ」ことだそうです。「住宅はめったに買えるものではない。手間も資金も掛かる。建て主の気持ちになって建てることが大事。だから、必ず建て主に会って、どういう人か、どういう気持ちかを確認してから仕事をする。」また、「安くて良い物は無い。より美味しいものを食べるには、よりお金を出さなくてはならない。建築も同じだが、建て主の立場になり、良い仕事をいかにして安くするかを常に考えなければならないし、これがとても難しい。」とおっしゃっていました。

今後の抱負は、「怪我をしないように働くこと」。生方さん、いつまでもお元気で良いお仕事をしてください。