大原浩さん

管工事業 大昭設備工業株式会社
今月は、旗の台で、水道などの配管工事業を営む大昭設備工業の2代目社長、大原さんです。
以前は、大型マンションやビルなどの野丁場(のちょうば)の仕事が多く、経営者にとっては、職人の手配などが楽で、施工も図面通りやれば良かったそうですが、職人同士初対面のことが多く、皆が自分の仕事を優先してしまうため、いさかいが絶えなかったとのこと。また、仕事の依頼主は不動産屋や管理会社なので、引渡しのときも喜ばれることより、文句を言われることの方が多かったとか。

太豊建設とのお付き合いは、3年前の現社屋建築の際、大工の生方さんの紹介で工事をお願いして以来。
「太豊さんの現場は、殆どがご近所の住宅なので、お客様の顔が見えて張り合いがある。」と言う大原社長は、悪い箇所の修理だけするのではなく、一通り点検して、アドバイスもしているとのこと。「『よけいなこと』と言われるときもあるが、プロとしてお客様のためにお知らせしている。」また、「技術の進歩で誰でも簡単に施工できる材料もできてきているが、知識と技術とお客様との信頼関係は誰にも負けない自分の誇り」とも。

当社の印象を尋ねると、「社長もタイホウ匠会の職人さんたちも皆、仕事がとても丁寧。協力して良いものを造ろうという同じ気持ちの仲間なので、とても現場が楽しい。できれば、地域の仲間たちと、いつまでも楽しく仕事をしていきたい。」と微笑んでいました。